AI活用の「あと一歩」をみんなで解く。aimark相談会で話していること

AIツールを使っていると、こんな場面にぶつかりませんか?
- やりたいことは明確なのに、運用が面倒で続かない
- AIの出力品質が安定せず、むしろ作業時間が増えた
- 自動化したい業務はあるけれど、どこから手をつければいいかわからない
こうした悩みは、ツールの基本操作を調べるだけでは、なかなか解決しません。
必要なのは「どのAIを使うか」だけではなく、業務の入口、渡す情報の量、評価方法、人が残す判断などを含めて、実際に回る形へ設計することだからです。
aimarkでは、メンバーがいま困っていることを持ち寄り、みんなで具体的な解決策を考える相談会を開催しています。
今回も、AI活用の“ラストワンマイル”に関する3つの相談が寄せられました。
相談1:メルマガ執筆を半自動化したい。でも入口が面倒
最初の相談は、コミュニティ向けメルマガの執筆フローについて。
文章の型はすでにあり、テーマも自分で決めたい。AIに任せたいのは、600〜1,000字ほどの本文を整える部分です。
ところが、専用アプリを作っても毎回その画面を探すのが面倒。Notionとスケジュールタスクを組み合わせても、Notionにネタを書き込む工程が負担になって続かなかったそうです。
ここで見えてきたのは、問題がAIの文章力ではなく、AIを起動するまでの導線にあることでした。
相談会では、次のような案が出ました。
- ネタをスプレッドシートに書きため、AIが1行ずつ読み込む
- Claude Codeで作ったアプリに、自分だけがアクセスできる導線を用意する
- 定期実行の仕組みと組み合わせ、入力の手間を最小限にする
高機能な仕組みを作るより、思いついたときに迷わず使える入口を作る。継続する自動化には、この視点が欠かせません。
相談2:AIコピーライティングの品質が安定しない

次の相談は、AIを使ったコピーライティングについてでした。
コピーライティングへの理解が深まるほど、AIが出す文章の粗が気になる。モデルが更新されるたびに文体や品質も変わり、修正時間が増えてしまう。より良いモデルを探し続ける「終わらない旅」に疲れている、という悩みです。
この相談に対して特に盛り上がったのが、AIに渡す参考情報が多すぎるのではないかという論点でした。
複数の見本を渡すと、AIはそれらをうまく平均化しようとします。しかし、平均的に整った文章が、必ずしも尖った良いコピーになるとは限りません。
そこで提案されたのが、次の進め方です。
- 見本は「最高品質の1つ」に絞る
- 古い指示や試行錯誤の残骸を減らし、フォルダ構成をゼロから作り直す
- 案件理解、コピー作成、評価などを別々のサブエージェントに担当させる
- 複数の観点で評価し、指摘がなくなるまで改善ループを回す
モデルの性能だけに答えを求めるのではなく、コンテキストを減らし、役割と評価工程を分ける。これは文章作成に限らず、AIの出力品質を上げたい多くの業務に応用できる考え方です。
相談3:サイトのキャンペーン更新をAIエージェント化したい

3つ目は、複数の記事に掲載しているキャンペーンやクーポン情報の更新作業について。
現在は、各社のサイトを人が確認し、新しい情報があれば文章や画像を差し替えています。ただし、確認頻度も掲載ルールも案件ごとに異なるため、すべてを一気に自動化しようとすると複雑になります。
相談会で出た結論は、いきなり全体を置き換えないことでした。
- まずは「単一案件・単一記事」に絞って検証する
- 共通ルールと案件ごとの例外ルールを分ける
- 更新そのものが難しければ、情報収集や変更点の要約から自動化する
- 小さな成功パターンを作ってから、企業名や記事を変えて横展開する
AIエージェント化というと、つい最終工程まで完全自動にしたくなります。しかし実務では、人が判断しやすいところまで情報を整えるだけでも、大きな効率化になります。
aimarkの相談会で大切にしていること

今回の3つの相談はテーマこそ違いますが、共通点があります。
それは、どれも「AIでできるか、できないか」という単純な話ではないことです。
- どうすれば無理なく使い続けられるか
- 何をAIに渡し、何を削るべきか
- どこまで自動化し、どこを人が判断するか
- まず何を小さく検証するか
こうした設計の部分にこそ、現場でAIを使う難しさがあります。
aimarkの相談会では、完成された成功事例だけを発表するわけではありません。むしろ、うまくいかなかった試みや、いま悩んでいる途中経過を共有します。
一人で考えていると「自分の使い方が悪いのかもしれない」と感じる問題も、誰かに話すと、同じところで悩んでいる人がいたり、別の業務で使われている解決策がそのまま応用できたりします。
相談した人だけでなく、聞いているメンバーにも持ち帰れるヒントが生まれる。それが、みんなで相談する面白さです。
実際にどんな人が参加し、入会後にどう過ごしているのかは、メンバーインタビューと参加者の実像でも紹介しています。
こんな人におすすめです

- AIツールは使っているが、日常業務にうまく定着していない
- 自動化を試したものの、複雑になって止まっている
- AIの出力品質をもっと安定させたい
- 自分の業務に合う設計を、実践者と一緒に考えたい
- 成功例だけでなく、試行錯誤の過程も知りたい
AI活用は、ツールを知るだけでは前に進まないことがあります。
そんなときは、完成するまで一人で抱え込まず、悩みの段階で誰かに見せてみる。うまくいかなかったことも含めて共有してみる。
そこから、次に試すべき小さな一歩が見つかります。
aimarkでは、これからもメンバーのリアルな悩みを持ち寄り、AI活用の「あと一歩」を一緒に考える相談会を開催していきます。
コミュニティの仕組みや活動内容、合う人・合わない人、参加方法はaimark公式サイトで詳しく紹介しています。
まず雰囲気を知りたい方は、無料のDiscordコミュニティに参加するところからどうぞ。費用はかからず、有料メンバーへの申請もDiscord内から行えます。
